べるもダイアリー

Cave Putorium

ギターと孤独と青い星と戦争と平和と酒と泪と男と女

けいおん!以降、アイドルアニメが新しくPOPするたびに 「俺は美少女にはアイドルよりロックスターやってもらいてえんだ~」 みたいなことを呟いてた。

今思うとけいおん!の唯たちがロックスターだったかというとそれは違う気もするんだけど、 アイドルよりは自分たちの楽しさのために活動しているのが自分には共感しやすかった。

アイドルは自分を魅力的に見せる仕事だが、それは自分のエゴではなく「人に夢を与える」ためであり、その努力の過程そのものがエンターテインメントとしてお出しされる。 でもそれはちょっとキラキラしすぎている。世界が綺麗すぎる。そこに乗っかるには自分はちょっとひねくれすぎているのかもしれない。 ロックスター概念はもっとエゴイストだ。自分が好きなことを好きに表現した上で大勢からチヤホヤされて~というエゴを実現する。 これはめちゃめちゃわかる。好きなことやってチヤホヤされたい。

ついでに言うとロックスターは楽器というメカのオペレーションに卓越したプロフェッショナルであることもめちゃめちゃカッコいい。 女の子に銃を持たせる画は定番で楽しいけど、一般人から見れば少年兵である。 ギターとベースとドラムとキーボードは現実の女の子が持ってても嬉しいでしょう。銃が戦争なら音楽は世界平和である。

というように「けいおん!」以来のロックバンド美少女アニメを求めていたのでなんとなく「ぼっち・ざ・ろっく」をチェックはしていたんですが 五話の初ライブに行く前から薄々感じていた……このアニメ、ひけらかさないけどめちゃめちゃ画が丁寧じゃない!?

ハッとするカット

特にハッとした瞬間はこのカットで、ギャグアニメでありながら五話のこのカットは映画的な時間というのがちゃんと流れていると思うんですよ。 挑戦的に実写もピクセルアートも変わり種のような作画手法をとりいれているけど、奇をてらった用ないやらしさは感じない。 演出の意図がきちんとあって変わった表現も適切に取り入れる。確かな土台のある画を見せてくれる。

ぼっちちゃんの陰キャとしての自信の無さからくる被害妄想と奇行の愛らしさと、それでも楽しいことをみんなとやりたい中で自分の課題を乗り越えていく物語の良さ そういうコンセプトのハマり方も当然前提としてあるんですが、そこに伝えるべき物語を伝える表現の巧みさが乗っかるともう無敵ですよね。 表現の良さっていうのは単に作画だけでも物語だけでもなくて、伝えるべきことを伝える方法の適格さにある。

「あ、久々に音楽触ると楽しいかもしれん」 それがどれくらい続くのかはわからないけど、伝わるべきものが伝わってしまった。

というわけで

10年ぶりくらいにギター買っちゃいました。

Fender Player Plus Stratocaster

My New Gear

楽器屋をふらっと除いたときに目に留まって、サンバーストのグラデーションが綺麗でかっこよかったんですよね。ストラトのサンバーストって同じサンバーストでもグラデーションや色味の違いがいろいろあって、その中でもこれは自分の好み具合だった。こういうトラディショナルな雰囲気のストラトキャスターに2点支持ブロックサドルとロックペグがついて見た目がモダンなのがいい。

定価で13万くらいだと思うんですけど店頭価格8万8千円でした。安い。謎の値引き。 ピックガードのシールが日焼け後になってたので売れ残っちゃったのかな。 それでも10年前ならこの値段でアメスタ全然買えたから楽器は高くなってる。

ナットがちょっと深い気がするのが気になるんですが、どうでしょう? トレモロアームはフローティングさせてますがアームダウンではチューニング安定する一方でアームアップではだいぶシャープしちゃいます。 ナットが悪い気はするんだよな~~~~~~~~~それ以外はすごい気にいってる。

特に面白いのはトーンノブをプルするとフロントが起動してフロント+リアとかフロント+センター+リアができるところ。 ストラトキャスターの普通のラインアップの仕様もこれにすればよくない?と思う。

ギターの音の違いわからない素人なんですが詳しいフォロワーには

plusじゃない無印playerに比べて、PUが特殊なのか不自然にハイが強調されてるっぽいなこれ。もし違和感があったらとりあえずTONEを絞ってみると良いと思う。ロー~ミドルについては値段相応の普通のギターって感じなので悪くないと思う

と意見貰った。確かにハイがちょっとうるさい気はする。

ついでにアンプの代わりにマルチエフェクターでも買おうかなーと考えてたところ、MOOERのGE-200をお勧めされてこれも買ってしまいました。

大学生のときに使っていたToneLab STと比べてアンプシミュレータの進化を感じる……めちゃめちゃ音いいですねこれ。 キャビネットIR使えるのでネットでいろいろ落として試したい。

便利だけどあまりスタジオとかで本物のクソデカアンプとか触ったことないオタクには機種名と特性があんまりよくわからないっすね。 Fender 65 Twin ReverbとかMarshall JCM900とかとりあえず有名なんでしょ?名前は聞いたことあるかも……くらいの`感覚。 アンシミュとしてLINEで使う場合にはキャビネットの選択が重要らしいんですが、アンプモデル選んだ時点で定番の組み合わせのキャビネットが選択されるっぽいのでありがたい。 ただマイクの種類は本当にわからん。ので詳しいフォロワーに解説してもらった。 「SM57は中高域を中心にまあギターのギターらしい音が大体録れる、低域と高域の端っこのほうはやや苦手」 「MD421は素晴らしい低域の特性と若干やかましい超高域」 「e609、e906あたりはまあ特化型じゃなくなってバランス良くなった57と421くらいの感じがある、R-121は概ね全てにおいて優秀」 なるほどっすね~。

ぼろ太さんに誘われてスタジオで遊んできました
ぼろ太氏のエフェクターボード

ペダル機能しない?と思ったそこのあなた

このGE-200、ペダルが特殊で回転のMaxからさらに強く押し込むことでEXPのON/OFFが切り替わるらしい。 でも自分の個体だとどうもこれが動かなくて初期不良を疑っていた。いやちゃんとキャリブレーションはしましたよ? でも押し込みやってみてもEXP切り替わらないんですよ。そんなことある??? うーんたぶん押し込みは感圧スイッチみたいなのでやっていてそれが初期不良なのかなーと思っていたんですが解決しました。

ペダルの裏には当然ゴムがあるんですが、押し込みはこのゴムが押し込まれて潰れる分のペダル回転軸の可変抵抗の微妙な変化を読み取ってスレッショルドを設定しているだけらしい。 つまり前側のゴムがつぶれる方向に回転モーメントをかけるような踏み方をしないと押し込みが検知できない。自分は感圧スイッチだと思い込んでペダル全体を押し込んでいた。 うーーーーーーーーーーーーーーむ。

このゴムも硬くて押し込まれてるか微妙なところあるので、自分でウレタンとか裏に張り付けるのがよさそうっすね。

妻からの差し入れ、なんと妻もベースを最近はじめました。